ベターポーヅ「カエルとムームー」

1998-06-14 13:00開演 下北沢「劇」


あいかわらず、ベタポワールドでシュールだった。卵は、その後どうするわけでもなさそう(=捨ててしまう)なので、非常にもったいないと思った。一回につき20個使うとして、全7ステージだと140個か…… ちょっと多すぎる。

モチヅキ君(山崎和如)との結婚を翌日に控えたキミちゃん(松浦和香子)は、フライングをしに土手へ行く。ポテトサラダから毛が生えているのを見て、自分たちがそれほど寝てないのことに気付くオッコちゃん(阿部光代)とウメちゃん(市川菜穂)。国際線スチワーデスのグレースちゃん(渡辺道子)に「アテンション・プリーズ」で負けてしまうウサギ(猿飛左助)。モチヅキ君と海へ行く約束をするポッチ(北原幸久)。寝てないのはグレースちゃんがトルコから持ち込んだ、伝染性の不眠症のせいだった。モチヅキ君と行き違ったキミちゃんは、雨よけに被った植木鉢がジャストフィットし、頭からとれない。不眠症の影響でだんだんものの名前を忘れていく、頃に、コゲオ(西島明)が現れる。以下略

内容はあるけどない、というのを徹底しているところ、シュールなのにくすっと笑えるところがベターポーズ。なにげに登場人物はエキセントリックである。外見とのギャップが激しいし楽しい。皆がまじめにそして無表情に変なことを言ったり、したりしているのはいつもおもしろい。

今回は加藤直美さんが抜けていた(つくづく忙しい人だ)ので、次回の登場を期待したい。阿部光代さんはどうしてあんなにお肌が白いのだろう。


@home > Impressions-1998 > カエルとムームー