1998-12-06 14:00 開演 渋谷ジャン・ジャン
ストーリーはこの際無視してよろしい。ベタポは、セリフを発する間と、ナンセンスなセリフや行動がおもしろいわけで、異色作といったところで、今回も例に漏れずわけのわからないところも多い(というか全部)けど、オモシロイ。だいたい、芝居を観てなにかを考えるといった性質の芝居を作る劇団ではないもんね。これはぜったい感想読んだってわけわからないしつまんない。ネット観劇なんてもってのほかなのだ。
あんまりオトメには見えない(なぜならそこには私のオトメ像があるから、ちょっと違うぞって感じなのだ)乙骨ちゃん(阿部光代)、新田ちゃん(渡辺道子)、九笹(くささ)さん(松浦和香子)、相良さん(加藤直美)、耳塚さん(市川菜穂)が、(元)家政婦で、オトメのふりをしているのである。乙骨ちゃんはなにかと「塾行く時間」だし、新田ちゃんは「飲茶しよ」、九笹さんは「まてぃこさん」と舌足らずですぐ気絶する。耳塚さんは「ゆする」んだ。お嬢様まてぃこさんの身分違いの恋の相手、下足番・立花(山崎和如)の苗字の違う姉、相良は、「帰国子女」だしね。うちに帰って八方美人の練習でもしようかな。
ベタポカードをみてみよう。えーっと、観劇の要点は、
なにはともあれ、おもしろかったのだからいいんでないの。んっん少女(西島明)はカワイイ。そしてどうして阿部さんはいつもあんなにキレイであんなにお肌が白いのだろう。個人的には新田ちゃんの「新田と申す者」が気に入っているのだ。
私のオトメ像は、目に星が入っていて後ろに花なんかしょっちゃっている。なにしろ「キャンディ・キャンディ」と「花の子ルンルン」の世代だから、ダイレクトに彼女たちがオトメなんだな。
@home > Impressions-1998 > オトメチック ルネッサンス