観劇ノ記録-2007

「観劇ノ記録[impressions-西暦]」と題しているのに、ただの観劇(予定)表になっているのもどうかと…。観っぱなしという状態もナンなので、観劇メモです。ただし、鮮度が落ちてしまったものは捨てました。


宝塚歌劇団宙組 「A/L −怪盗ルパンの青春−」

2007-03-22 14:00 開演 シアター・ドラマシティ

斎藤作品にしては行方不明になるアイテムもなく、比較的纏まった話に仕上がっている。作品解説の「ルパンの生い立ちから怪盗に至までを描いた」と云う部分とサブタイトルは大嘘で、アルセーヌ・ルパンのつもりで観に行くと、思いきり肩透かしを食うことになる。物語のアレレな部分を出演者の奮闘でカバー〔特にルイ(悠未ひろ)〕。新トップコンビの大和と陽月を筆頭に若いエネルギーに溢れ、お披露目としては気楽に楽しめる。

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ITOプロジェクト 糸あやつり人形芝居 「平太郎化物日記」

2007-02-03 14:00 開演 下北沢ザ・スズナリ

ひと月にも及ぶ稲生平太郎と物の怪との根比べの話。途中端折っているとはいえ、同じことの連続で弛れそうになるところを、手を替え品を替えて襲いかかる物の怪が、時に気持ち悪く、またファンタスティックで、飽きない。

ポストパフォーマンストークでも話題に挙がったが、実際に隣に人を置いてみると人形はそれ程大きくないのに、上演中、等身に見えてくるから不思議である。

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宝塚歌劇団星組 「ヘイズ・コード」

2007-01-08 13:00 開演 日本青年館大ホール

1930年代ハリウッド。映画製作倫理規定(ヘイズ・コード)で定められた「3秒」以上のキスをめぐり、映画製作倫理規定管理局から派遣されてきたウッドロウ(安蘭けい)と新人女優リビィ(遠野あすか)の、意見がぶつかりあいながらも互いに惹かれていく様子を描いたコメディ。

年末年始かつトップコンビお披露目公演にふさわしく、明るく楽しい作品。当て書き光り、無駄がない。安蘭、遠野コンビの雰囲気よく、出演者たちが楽しそうなのも好感。同時期の星組バウ公演、次回本公演タイトル(とあらすじ)を取り込む遊びゴコロも盛り込み、肩肘張らない2時間35分。

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